雨に濡れるA112

 Autobianchi A112

パリのノートルダム大聖堂近く、サンルイ島の路地に停まっていたA112。

何とも言えぬ愛らしい車で、それ相応に撮ることもできたのですがあえてこのようなフレームで。まるでWAXなんて効いていないし、ボンネットもフェンダーもボコボコと凹み、フレーム外ですがバンパーも傷だらけでした。パリは狭い街で、路上ではサイドを引かずに駐車するそうです。そして車両間隔を開けずに、むしろピッタリとバンパーが接触した状態で駐車されているのをよくみかけます。サイドを引かない理由は「押せるように」。雨が降る中「らしいな」と思いながらシャッターを切ったカットです。

世界でいろいろな車を見ると、日本だけが本当に異様と言えるほどに車が綺麗です。我々日本人はヨーロッパ車にある種の憧れを抱くのですが、彼の地では車とはわりとこのようなもの。雨に濡れるA112、格好良かったです。