思考停止、後、染まる。

 AlfaRomeo GTV 2.0 T.SPARK

イタリアとフランスの車は、解釈に困るデザインのものが多いように思います。いわゆる「思考停止」というもので、初見では「どうしたらこうなった?」と首をかしげてしまうのです。

首のかしげ方でも、オーナーがカスタムなりを施して元の姿を超えていくものもあります。たとえば古いカワサキのバイクやハーレーなどに代表されるもので、ラインオフした姿は「素材」であるというものです。

しかしイタリアとフランスの車で思考停止に追い込まれるものは、その姿で完成されているのです。あとは乗るか反るか。その車が放つ世界に染められるのか。お国柄の違いなのか、日本車でそのようなデザインのものは生まれにくい傾向にあるように思います。唯一、日産のフェアレディZ(Z32型)が同じような印象を受けます。

写真のAR GTVは、街中で初めて見たときに思わず二度見しました。

「こうしたい」

そうやって鉛筆を走らせない限り、世に生を受けなかった姿のように感じます。